2022.03.29
某商社認証基盤移行
01 案件概要
現在利用している認証基盤「PingFederate」の保守切れに伴い、新たな認証基盤を導入する形となりました。 連携している複数のSaaSに対し、現行機能(SSO、プロビジョニング)機能を提供するため、様々なプロダクトの比較検討した結果、使い勝手の良さと運用の観点から新たな認証基盤としてIDaaSのOktaを導入する形となりました。
-
導入前
・SSOを引き続き利用したい。
・プロビジョニングを継続して利用したい -
導入後
・既存で利用していた機能は継続して利用可。
・セキュリティと使い勝手の良さを両立させた。
02 対応プロダクト
Okta
すべて
03 対応フェーズ
要件定義
基本設計
詳細設計
各種テスト
移行
04 プロジェクトメンバー
-
-
川上裕之
ビジネス推進本部
ITソリューション事業部
UNIT0045
-
-
-
浅野卓也
ビジネス推進本部
ITソリューション事業部
マネージャー
-
05 導入時のトピック
要件定義の部分から実施し、既存環境で利用している機能の洗い出しを行い、今まで利用出来ていた機能がOktaでも継続して利用できるかなどを含めて調査を実施しました。
要件定義では認証基盤というカテゴリから、要件が際限なく広がってしまう可能性があったため、作業フェーズを複数に分けて計画を行い、それぞれのフェーズの作業範囲を明確にすることで対応しました。
基本設計では基本設計書を整備し、設計書を読めば設計思想がわかるように工夫して作成しました。
移行に関しては、移行時に発生するリスクの洗い出しや顧客調整など実施しました。
各SaaSのご担当者様とも連携を行い、テストアカウントの払い出しやテスト環境の提供について調整を行い、可能な限り本番環境に近い形でのテストを行い品質の担保を行いました。
運用に関しては今までと運用方法に大きな変更が発生しないように留意し、今までの運用フローを調査し、変更が発生する箇所としない箇所を明確にし、変更する箇所については運用メンバーへの引継ぎを重点的に実施することで対応しました。